ハンドクラフト制作で育む創造力と実践力 ~就労継続支援A型で広がるものづくりの世界~ – 10iro

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2025/11/06

コラム

当事業所では、デザイン・Web制作などのデジタル業務に加え、
利用者が手を動かして形にする ハンドクラフト制作 にも力を入れています。

ハンドクラフトとは、素材の特性を活かして一点ものの作品をつくる手仕事のこと。
就労継続支援A型の現場では、革バッグ・デニムバッグ・ポーチ・ブックカバー・革財布・デニム財布・ペットグッズ など、
さまざまなアイテムの制作に取り組みながら、ものづくりの楽しさと実務的なスキルを学んでいます。

革バッグ・デニムバッグづくりで学ぶ素材の扱いとデザイン力

人気の高いハンドクラフト制作のひとつが、革バッグ や デニムバッグ の制作です。
革やデニムといった素材は、質感や厚み、縫い方によって印象が大きく変わるため、
利用者は素材ごとの特性を理解しながら、手縫いやミシン縫いの技術を身につけていきます。

また、バッグのサイズや形を自分で設計することで、実用性とデザイン性の両立 を学ぶことができます。
完成したバッグは一点ものとして販売や展示にも活用され、作品づくりが「社会とつながる喜び」に変わります。

ポーチ制作で磨く丁寧な作業と仕上げの技術

ポーチ は、ハンドクラフト初心者でも挑戦しやすいアイテムでありながら、
ファスナーの取り付けや縫い目の美しさなど、細部の丁寧さが求められる制作です。

当事業所では、革・布・デニムなどさまざまな素材を使って、
コスメポーチや小物入れなどを制作しています。
デザインを考え、型紙を作り、仕上げる一連の流れを通して、集中力と手先の器用さ を育てることができます。

ブックカバー制作で学ぶ「実用性」と「創造性」

ブックカバー は、シンプルながらも使う人のライフスタイルを意識して作るハンドクラフト作品です。
素材の厚みや縫い目、しおり紐の位置など、細かい部分まで配慮することで完成度が高まります。

利用者は、型紙作成から縫製、デザイン装飾までを自分で行い、実用的なものづくり に取り組んでいます。
本を包むカバーという日常的なアイテムの中に、個性と工夫を表現できるのも魅力の一つです。

革財布・デニム財布で身につく実践的スキル

革財布 や デニム財布 は、ハンドクラフト制作の中でも特に人気の高いアイテムです。
財布制作では、カット・縫製・パーツ取り付けなど多くの工程を経るため、
正確さと根気強さが求められます。

素材の質感やステッチの色、金具の種類など、細かなデザイン選びも利用者自身が行い、
商品制作の流れ を学ぶことができます。
完成品は高い実用性を持ち、販売用としても人気のある制作ジャンルです。

ペットグッズ制作で広がるアイデアと社会性

当事業所では、ペットグッズ の制作にも取り組んでいます。
ペット用の首輪やおもちゃ、トートバッグなど、飼い主とペットの両方が喜ぶアイテムを企画・制作しています。

この活動では、「安全性」「素材の柔らかさ」「デザイン性」などを考慮しながら、
利用者がチームで企画・制作を進める協働力 も育まれます。
自分たちの作った製品が実際に使われることが、利用者の自信とやりがいにつながっています。

ハンドクラフト制作を通じて育まれる力

ハンドクラフト制作は、単なる手芸活動ではなく、
「企画 → 設計 → 制作 → 仕上げ → 発信」までの一連の流れを体験できる実践的な職業訓練 です。

利用者は作品づくりを通じて、

計画を立てて作業を進める力

素材を扱う感覚や丁寧な手仕事の技術

完成までやり抜く継続力

商品としての見せ方を考える発想力
を身につけていきます。

完成した作品は展示会やSNSで紹介し、ハンドクラフト×就労支援 の取り組みとして地域にも発信しています。

まとめ:ものづくりを通して社会とつながる

革バッグ・デニムバッグ・ポーチ・ブックカバー・革財布・デニム財布・ペットグッズ――
どの制作にも共通しているのは、「手から生まれる価値を届けたい」という想いです。

就労継続支援A型の環境で、利用者一人ひとりが自分のペースでスキルを磨き、
創造力・集中力・発信力 を高めながら成長しています。

ハンドクラフト制作は、単なる訓練ではなく、
“自分の手で社会とつながる” ための実践の場。
これからも、ものづくりを通して「働く喜び」と「表現する楽しさ」を育んでいきます。

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