ECサイトの運営を通して広がる働くチャンス ― 就労継続支援A型で学ぶネットショップ運営の実践 ― – 10iro

お知らせの詳細

2025/11/13

コラム

当事業所では、ハンドクラフト制作やデザイン業務に加えて、ECサイト(ネットショップ)の運営にも力を入れています。
制作した作品を販売するだけでなく、「どう見せるか」「どう届けるか」といったマーケティングや情報発信の力を養うことが目的です。

ECサイト運営とは?

ECサイトとは、インターネット上で商品を販売するサイトのこと。
ハンドメイド作品や雑貨、ペットグッズなどを扱うネットショップを開設し、全国のお客様に届けることができます。

就労継続支援A型の現場では、利用者が役割を分担しながら、

・商品撮影
・商品登録
・説明文の作成
・在庫管理
・発送準備

などを実際に担当しています。
実務を通じて、パソコン操作や文章構成、写真編集など、幅広いスキルを身につけることができます。

BASE・Creema・minneを活用したネット販売

当事業所では、人気のハンドメイド販売プラットフォームであるBASE・Creema・minneを活用しています。

これらのサイトは、初心者でも扱いやすく、デザイン性の高いネットショップを簡単に開設できるのが特徴です。
利用者は実際に商品ページを作成し、価格設定やタグ付け、SEO対策の基本を学びながら、販売の流れをリアルに体験しています。

また、作品をより多くの人に見てもらうために、タイトルや商品説明にこだわり、
検索で見つけてもらう工夫も行っています。
この経験は、将来的にEC業務や販売職に就く際の大きな強みとなります。

SNS(Twitter・Instagram)を使った発信力の育成

ネットショップ運営において欠かせないのが、SNSによる情報発信です。
当事業所では、Twitter(現X)やInstagramを活用して、
新商品の紹介や制作の様子、イベント出展情報などを発信しています。

SNS投稿では、画像の構図やキャプションの書き方、ハッシュタグの使い方なども学びます。
ただ販売するだけでなく、「ブランドとしてどう見せるか」「どんな想いを届けるか」を考えることで、発信力と企画力を磨くことができます。

チームで行うECサイト運営の魅力

ECサイトの運営は、個人作業ではなくチームワークが重要な仕事です。
撮影担当、デザイン担当、文章担当、SNS担当など、それぞれが自分の得意分野を活かしながら協力して運営を進めます。

このような協働の中で、
・報連相(ほうれんそう)の習慣
・納期意識
・他者との意見交換の大切さ
を学ぶことができ、職場での実践力を高めることにつながります。

ECサイト運営を通して身につくスキル

就労継続支援A型でのECサイト運営は、単なる販売活動ではありません。
企画から制作、販売、発信までを一貫して行うことで、次のような力を育てます。

・パソコンやWebツールの基本操作スキル
・商品を魅力的に見せる写真・文章表現力
・お客様を意識したマーケティング思考
・チームで協働する実務的な力

こうしたスキルは、将来的に一般企業やクリエイティブ業界でも活かすことができます。

まとめ:ネットを通じて社会とつながる

BASE・Creema・minneを活用したネットショップ運営や、Twitter・Instagramでの情報発信を通じて、
利用者一人ひとりが自分の手で社会とつながる経験を積んでいます。

自分たちが作った製品を全国のお客様に届ける喜びは、働くモチベーションとなり、次の挑戦へとつながります。

ECサイト運営は、就労継続支援A型における“新しい働き方のかたち”。
これからもデジタルとハンドクラフトを融合させた活動を通じて、
利用者が自分らしく成長できる環境を提供していきます。

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